皆さんはSHIFT AIというサービスを聞いたことがありますか?
SHIFT AIは「日本最大級のAI活用コミュニティ」を謳っているオンラインスクールです。
紹介ページには、AIを使った副業やビジネス活用を学べると広告されています。
一方で、ネット上には「SHIFT AIは怪しい」「詐欺の可能性がある」などネガティブな噂もされているのです。
そこでこの記事では、SHIFT AIが本当に怪しいスクールなのかや代表者を務める木内翔太という人物について、詳しく検証していきます。
ネットやSNS上の口コミ・評判も紹介していくので、興味のある方は最後までお付き合いください。
SHIFT AIとはどんなスクールなのか?

SHIFT AIは日本国内でも最大級の規模を誇る、生成AI(ChatGPTなど)活用に特化したオンライン学習コミュニティースクールです。
木内翔太という人物が代表兼広告塔を務めており、「AIを仕事に活かす」「AIスキルでキャリアアップ!」というテーマで無料セミナーを開催しています。
そんなAIに特化したオンラインスクールであるSHIFT AIは、結論から言うと全く怪しいサービスではない健全な企業が経営しているスクールですがおすすめはできません。
料金が高額であるにもかかわらず手続きに不備があったり、講座内容がその金額に見合っていないなど、あまり評判がよくないのです。
SHIFT AIがサービスの導入で行っている、無料セミナーの内容をまとめると以下の通りです。
- スマホ1台で完結:パソコンがなくても始められる
- 初心者でも月5〜10万円:経験不問で収入アップ
- 当月から案件受注可能:すぐに稼ぎ始められる
- 豪華10大特典プレゼント:参加者限定の特典付き
- AI専門家が直接指導:業界トップクラスの講師陣
特に初心者でも月5~10万円の収入というのが魅力的に思われますが、肝心の内容部分が薄すぎて参加する気にならなかったなど、手厳しい意見がみられるセミナーだったようです。

セミナーの紹介ページには、「セミナー参加者の満足度94.3%」と大きく広告されていたのですが、ネットやSNS上での口コミは良くないのが実情みたいです。
SHIFT AIの特商法に基づく表記


まずはSHIFT AIの特商法に基づく表記から、運営会社の信頼性を見ていきます。
特商法とは、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律のことです。
なので特商法に基づく表記をしていない会社は、クーリングオフや問題が起こった時の対応などをする気がない会社であり、詐欺の可能性が高いと言えます。
そんな中、SHIFT AIには紹介ページにしっかりと、特商法に基づく表記が確認できるのです。
事業者名 | 株式会社 SHIFT AI |
代表者 | 代表取締役 木内 翔大 |
所在地 | 〒150-0002東京都渋谷区渋谷2丁目24-12渋谷スクランブルスクエア |
電話番号 | 03-6555-3510 |
メールアドレス | support@10xc.jp |
このように特商法に基づく表記に関する必須項目はすべて記載されており、紹介ページ内には代表者である木村氏が顔出しでサービスの紹介をしています。



これがもし詐欺を目的とする怪しい会社なら、少しでも多くの情報を隠そうとするはずです。
その点、会社の担当者や代表者が顔出しで広告に出ているというのは、一定の信頼がおけるとも取れます。
SHIFT AIの木内翔太という人物


次は、SHIFT AIの代表を務めている木内翔太という人物について、詳しく見ていきましょう。
木内氏はSNS上で活動しており、フォロワー数が約12.8万人を誇るAI業界の著名人でもあります。
木内氏の簡単な経歴をまとめると以下の通りです。
- フリーランスエンジニア時代大学時代からフリーランスのWEB・AIエンジニアとして活動を開始。約3年間の実務経験を積み、プログラミングスキルを磨く
- 2013年SAMURAI ENGINEER創業日本初のマンツーマン専門プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」を創業、これまでに累計4万人以上にIT教育を提供した実績あり
- 2022年株式会社SHIFT AI創業当初は株式会社10Xとして設立され、2023年6月19日に現在の社名に変更。「日本をAI先進国にする」をビジョンに掲げ、AI教育事業を展開している
- 2023年〜現在AI業界での多方面での活動
- 一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)理事就任
- GMO AI&Web3株式会社AI活用顧問就任
- GMO AI&ロボティクス商事AI活用アドバイザー就任
SHIFT AIの代表者という肩書以外にも、一般社団法人生成AI活用普及協会理事、GMO AI&Web3株式会社AI活用顧問など多くの肩書を持つ人物でもあります。
木内氏の炎上問題
そんな立派な肩書を持つ木内氏ですが過去に何度も炎上騒ぎを経験しており、それがSHIFT AIの悪い噂の理由とも言えます。
炎上の内容は木内翔大氏が以前運営していたプログラミングスクール「侍エンジニア塾」で、キャンペーンの文言に問題があったとして炎上しました。
具体的には「入塾料10万円が無料」という表現が事実と異なり、景品表示法の「有利誤認」に該当する可能性がある指摘があったのです。



この炎上騒ぎで木内氏は「違法な表示をした」ではなく「誤表記があった」として謝罪し、更に炎上を加速させました。
ネット上に流れるSHIFT AIの噂は、この一件からきているようです。
SHIFT AIの受講料金


SHIFT AIのサービスを利用するには、有料コミュニティへの参加が必要となります。
その料金はは以下の通りです。
月額:10,780円(税込)
一括プラン:217,800円(税込)
決して安くない料金のため詐欺でないのかといった疑惑を持たれたこともありますが、過去には「入会金54万円以上」といった金額が提示されていたり、「今だけ無料!」といった入会特典を掲げていたりと、その金額が何度も変動したことによって信用を失っていったのです。
SHIFT AIの口コミや評判


次は、SHIFT AI参加者などからの口コミや評判をSNSで調べてみました。
どうやら最近、SHIFT AIの2周年記念があったらしくそれに関する書き込みが多く見られます。
イベントやセミナーを複数回開いているようで、肝心の評判を調べるのは難しかったですが、ポストを見る限りかなり多くの受講者がいる様子でした。
こちらのポストは、SHIFT AIに対して高い評価をしている書き込みになります。
その一方で、過去の炎上騒ぎが理由でネガティブなポストをしている人も多く、悪い印象がどうしても持たれている様子です。
SHIFT AIの手続き面を問題視する書き込みもありました。
こちらの方は、後輩がSHIFTAI解約での揉め事に巻き込まれて相談を受けたそうです。
内容は解約の際に年間契約じゃないのに、解約手数料(約6万)を請求されたとのこと。



この書き込みについては特に注目すべきでしょう。
月単位契約なのに、知らぬうちに年間契約させられていたというのは悪質と言わざるえません。
【まとめ】SHIFT AIは手続きや広告内容などで問題が多い
この記事では、SHIFT AIが本当に怪しいスクールなのかや代表者を務める木内翔太という人物について検証してきました。
代表を務める木内氏の実績や特商法に基づく表記、イベントやセミナーの実績などからSHIFT AIが怪しい会社、詐欺会社という可能性はほぼ無いでしょう。
ただし、SHIFT AIが手続き面や登録面で不備が多く、誇大広告であるという報告も多いことから決しておすすめできるようなサービスとは言えないのが現状です。
過去の炎上騒ぎを抜きにしても、登録後に何らかの問題が起こる可能性は高く。
サービスへの参加には十分な注意が必要でしょう。
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