皆さんは株式会社blueという企業を聞いたことがありますか?
株式会社blueとは「スマホ1台で稼げる」「1日15分で高収入」といったキャッチコピーを掲げる副業サービスです。
紹介ページには他にも、「作業時間は15分」「1回の作業で1万円稼げる」など、副業とは思えないような内容が紹介されています。
しかし、ネット上では「怪しい」「やばい」といった声も多く、信頼できる企業なのか不安に思う人も少なくありません。
そこでこの記事では、株式会社blueの企業概要やサービス内容を徹底的に調査し、本当に安全なのかを検証していきます。
口コミや評判もチェックしていくので、副業に興味のある方は是非最後までお付き合いください。
株式会社blueとはどんな企業か?

株式会社blueは、「スマホ1台で稼げる」「1日15分で高収入」といったキャッチコピーの副業サービスです。
紹介ページには「動画を見るだけで稼げる」「CMを視聴するだけで報酬が入る」といった文言で広告がされています。
紹介ページの内容をまとめると以下の通りです。
- スマホ1台で誰でも月60万円稼げる
- 作業時間は1日15分
- 作業内容は動画・CMを視聴するだけ
- 無料ではじめられる
広告には聞こえの良い内容ばかりが掲載されています。
ですが結論から言うと、株式会社blueは詐欺確定のやばい企業です。
高額の教材やマニュアルを購入する必要がある点や、後々高額のサービスへと案内されていくという報告があります。

動画やCMの視聴による収益の発生と紹介されていましたが、どれだけ調べても具体的な作業内容や収益発生までのプロセスなど、詳しい内容が説明されていません。
そんな状態で教材やマニュアルの購入を勧められても、参加する気にならないでしょう。
株式会社blueの副業内容


株式会社blueの紹介ページには、動画やCMを見ることで収益が得られるという説明がされていましたが、具体的な作業内容や収益発生のプロセスなどには一切触れられていませんでした。
そこで実際に株式会社blueのサービスへと登録して、潜入調査によって更なる情報を探っていくことにします。
「モバイル」というLINEアカウントに登録


株式会社blueの紹介ページから、「名前」「電話番号」「年齢」を登録すると、モバイルというLINEアカウントへの友達登録を勧められます。
ここからはLINEのトーク機能を使ってやり取りを行うのですが、簡単な挨拶と動画を視聴して報酬を得ること・15分で1万円が目指せること・日払いが可能なことを改めて説明されるだけで、具体的な内容には中々触れられません。
1,950円の電子書籍を購入する必要がある
LINE上でやり取りを続けていくと、作業を始めるにあたって「ワークガイド」という1,950円の電子書籍を買う必要があるといわれました。
動画を視聴するという作業内容のどこにガイドブックが必要なのかは疑問ですが、副業を始める前に利用料金がかかるというのは何度か聞く話です。
ですが、購入するための振込先が中原徹という個人名義だったのは怪しいと言わざるえませんでした。



株式会社blueという会社名義があるのに、振込先が個人名義というのは違和感がぬぐえません。
百歩譲って有限会社や個人会社ならわかるのですが、仮にも株式会社でこのようなケースはあり得るのでしょうか?
株式会社blueの特商法に基づく表記の確認


副業サービスの詐欺かどうかを見極める方法として、特定商取引法に基づく表記の記載を確認することがおすすめです。
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
つまりこの表記がない場合は特商法を守る気がない会社とも言えるため、詐欺である可能性が高いといえるのです。
株式会社blueには特商法に基づく表記が記載されている。
販売事業者 | 株式会社BLUE |
運営責任者 | 中原 徹 |
所在地 | 東京都台東区浅草4丁目2-5プランドール浅草101 |
電話番号 | 03-6757-4860 |
info@thebluecorporations.com |
株式会社blueのサイトにはしっかりと特商法に基づく表記が記載されており、販売事業者名、運営責任者名、所在地、連絡先などすべての必要な項目が記載されています。
運営責任者の名前が中原徹となっているので、電子書籍の振込先が社長の個人口座だったことが、判明しました。
それでもおかしなことには変わりありませんが。


念のために、国税庁の法人番号公表サイトでも登記を確認したのですが、確かに法人登録されている実在した会社だったようです。
しかし、登記情報の履歴や状態を確認すると、以下のような記載がしてありました。
No.1
事由発生年月日令和7年8月21日
変更の事由登記記録の閉鎖等(清算の結了等)
No.2 新規
法人番号指定年月日令和6年10月1日
登記記録は、法務局で管理される会社の基本情報(商号、所在地、役員など)の記録です。
「登記記録の閉鎖」とは、その記録が閉じられ、今後更新されない状態になったことを指します。
そして「清算の結了」とは、会社を解散した後に残っている財産や負債を整理する手続きが終了しているということです。
「債権者への弁済」「残余財産の分配」「清算結了登記(最後の登記)」のすべて終わった状態が「清算の結了」であり、その時点で登記簿が閉鎖されます。
つまり、この表示がある法人は、すでに事業活動をしていないと考えてよいのです。



事由発生年月日令和7年8月21日変更の事由登記記録の閉鎖等(清算の結了等)という記載があることから、理由は不明ですが株式会社blueは8月21日時点で実質倒産していることがわかります。
株式会社blueの口コミや評判


株式会社blueの法人番号を調べた結果、この会社はすでにないことがわかりました。
では、色々と不審な部分があったこの会社は果たしてユーザーにどのようなサービスを展開していたのでしょうか?
次は、ネットやSNS上から株式会社blueの口コミや評判を調べることにします。
こちらのポストは、株式会社blueによる詐欺被害にあった方の書き込みです。
サポートプランというサービスに入らされ、その際に結構な金額を消費者金融から借り入れさせられたとあります。
サポート期間に目標達成しなければ全額返金という話があったことや実際に半年はLINEや電話でのサポートがあったことから、完全に信じていたそうです。



振込先の口座なども解約されていて、計画的な詐欺活動だったようです。
この書き込みが、2025年8月21日なので、上の項目で検証した倒産時期にも一致します。
弁護士の方による情報提供依頼や注意喚起の書き込みなどもあったことから、他にも多くの詐欺被害が発生しているものと思われます。



電話番号03-6757-4860を使って連絡を取る業者に警戒してほしいという注意喚起もされているようです。
【まとめ】株式会社blueはやばい詐欺会社だった
この記事では、株式会社blueがやばいと噂されている件の検証と口コミや評判を紹介してきました。
株式会社blueは特商法に基づく表記や法人登記こそされていますが、サービス内容やビジネスモデルには不透明な部分が多く、何より多くの方が詐欺被害にあわれているやばい会社でした。
副業を始める際には、紹介ページの内容や広告に記載されている項目などを鵜呑みにせず、十分な警戒を心がけましょう。
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